糸井重里『ボールのようなことば。』

1月 22, 2019

糸井重里『ボールのようなことば。』

コピーライター・『ほぼ日刊イトイ新聞』主宰である糸井重里の、短い言葉たち。
過去に書かれた膨大な原稿の中から厳選されたもの。

勇気付けられるもの。
背中を押してくれるもの。
はっとさせられるもの。
心をほぐしてくれるようなもの。
自分を肯定してくれるもの。
お前はまだまだこんなもんじゃないと鼓舞してくれるもの。
そんな言葉たち。

僕が付箋を貼った言葉を3つ載せておこう。

ちょっとずつだけ、ちょっとだけ変わる。
変わってないんじゃないかと思えるような時期もある。
うわぁ、すっかり変わっちゃったと思える日もある。
行ったり戻ったり、足踏みしたりしながら、
あるとき「もう、変わったって言っていいんじゃないか」と、
印をつけたくなるような時が来る。

あらゆるこんがらがった糸というのは、
根気よくていねいにほどいていけば、
いつかは、すっと一本の糸にもどせる。
逆に、「何か特別にいい方法があるか?」と、
それを探そうとすると、
ますますこんがらがることになる。
とにかく、ほどきはじめることしかないのだ。
ほどくことを、はじめる。
それしかないのだ。

等身大のままできることを、
ちゃんとやっているうちに、
上昇するらせんのように進歩はするものさ。

伝説の灘高教師・橋本武だったかと思うが、
「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」
という言葉があった。
この『ボールのようなことば。』もいうなれば、そういうものかもしれない。
短い言葉たちなのですぐに読むことができる。
そして、勇気付けられたり、背中を押してくれたり、はっとさせてくれたりする。
簡単に読めて簡単に心を動かすことができる。
簡単だからすぐ忘れるだろう。
でもこの本に関してはそれでもいいような気がする。
忘れたらまた読んで、勇気付けられたり、背中を押してもらったり、はっとさせてもらったりすればいい。
そういうことを繰り返して、すこしずつ変わっていけばいいんじゃないかと思う。

ああ、何回も読んでるのにいつもすぐ忘れてしまうなあ、と思うこともあるだろう。
何回この言葉にはっとさせられてるんだろうと思うこともあるだろう。
そんなことを繰り返して、いつか「もう、変わったって言っていいんじゃないか」という時がくるだろう。

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