短歌・俳句(自由律俳句)入門におすすめの本6選

2019年7月29日月曜日

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短歌・俳句(自由律俳句)入門におすすめの本6選

一時期、短歌や俳句、自由律俳句にハマっておりました。
その時、短歌や俳句(自由律俳句)の本もたくさん読みました。
そんな中で、短歌や俳句(自由律俳句)を読む、作ることの入門としておすすめの6冊をご紹介いたします。
短歌や俳句(自由律俳句)といった詩歌の世界は難しそうに思うかもしれませんが、ここで取り上げたのはわかりやすいと思います。

短歌入門におすすめの本

五七五七七のリズムで詠まれる定型詩が短歌です。
入門におすすめの3冊を紹介します。

『プーさんの鼻』俵万智


「この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日」(サラダ記念日)で有名な俵万智さんの歌集です。
短歌の入門として俵万智さんを挙げるのは必然でしたが、あえてサラダ記念日でなくこちらにしました。
妊娠・出産・育児をテーマに書かれた短歌が多いです。

こんな短歌が載っています

読みやすく覚えやすくて感じよく平凡すぎず非凡すぎぬ名
一人遊びしつつ時おり我を見るいつでもいるよ大丈夫だよ
祖母と母いさかう夜の食卓に子は近づかずひとり遊びす

『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木


「働けど働けどなほわが暮らし楽にならざりぢっと手を見る」などの短歌で有名な石川啄木の歌集です。
学校の授業で習った有名なもの以外の短歌がすごくおもしろかったです。
ここを切り取るかという日常の些細な出来事だったり、微妙な感情の揺れみたいなものを描いたもの、あえて言葉にしなかったけどそういうことあるよねみたいな短歌が印象に残りました。

こんな短歌が載っています

鏡とり能(あた)ふかぎりのさまざまの顔をしてみぬ泣き飽きし時
何となく明日はよき事あるごとく思ふ心を叱りて眠る。
眼閉づれど、心にうかぶ何もなし。さびしくも、また、眼をあけるかな。

『ぼくの短歌ノート』穂村弘


歌人の穂村弘さんが、いろんなおもしろい短歌を紹介しています。

こんな短歌が載っています

あの子紙パックのジュースをストローの穴からストローなしで飲み干す
銀杏を食べて鼻血がでましたかああ出たねと千恵子さんは言う
はつ雪の朝ランドセルの子供らの手に手に手に手に手に雪の玉

俳句入門におすすめの本

五七五で読まれる定型詩が俳句です。
俳句入門におすすめの1冊を紹介します。

『仰臥漫録』正岡子規


俳句ばかりを集めた句集ではありません。
病気を患い寝たきりになった晩年の子規による日記のようなエッセイです。
何を食べたとか、どんな手当をしたとか、誰が来たとかを淡々と書いています。
自殺を試みるところなんかは凄まじいです。
で、その中で時々つくった俳句があり、それがまた味わい深いです。

こんな俳句が載っています

栗飯の四椀と書きし日記かな
痩脛(やせずね)に秋の蚊とまる憎きかな
つくつくぼーしつくつくぼーしばかりなり

自由律俳句入門におすすめの本

五七五といった決まった形がない俳句です。
自由なリズムで詠まれる自由律俳句の入門におすすめの2冊を紹介します。

『尾崎放哉句集』


「咳をしてもひとり」で有名な自由律俳句の人。
『尾崎放哉全句集』という、全句を網羅したであろう本もありますが、分厚いのでこちらの『尾崎放哉句集』の方を、入門としてはおすすめしたいと思います。

こんな自由律俳句が載っています

マッチの棒で耳かいて暮れてる
乞食の児が銀杏の身を袋からなんぼでも出す
茄子もいできてぎしぎし洗ふ

『まさかジープで来るとは』せきしろ・又吉直樹


お笑い芸人のピース・又吉直樹さんと、コラムニストのせきしろさんによる自由律俳句集。
さすがの二人で、くすっと笑えるものが多いです。

こんな自由律俳句が載っています

廃校にも咲いていた
腑に落ちずレシートをみる女
促しても変な踊りを止めない

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